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あなたの優しさには容赦がありませんでした「ユリゴコロ」沼田まほかる



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こんにちは。きょうこです。
先々月に吉高由里子主演で映画化された「ユリゴコロ」。

予告編で吉高由里子が放った「あなたの優しさには容赦がありませんでした」という一言がやけに印象に残っており、一度観に行きたいと思っていたのですが、残念ながらタイミングが合わず。
それでもやっぱり内容が気になるので、原作小説の方を読んでみることにしました。
※以下、軽いネタバレ含みます

 

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本作のあらすじは下記のとおり

亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。創作なのか、あるいは事実に基づく手記なのか。そして書いたのは誰なのか。謎のノートは亮介の人生を一変させる驚愕の事実を孕んでいた。圧倒的な筆力に身も心も絡めとられてしまう究極の恋愛ミステリー! 

 

ざっくり内容をまとめると、人や世の中に対して何も感じることのなかった女性が、愛に触れ、変わっていく話。
そう書くと聞こえは良いのですが、その過程での犠牲者があまりにも多すぎて…。女性目線で淡々と残酷な描写が続く物語前半は、とてもホラー感が強いです。

ただ物語中盤で「アナタ」と描写された人と出会い、そして愛を育むシーンはとても美しく、一方でその哀しい巡り合わせには胸を締め付けられました。

物語の前半では「よく分からない、理解できない殺人者」という括りで彼女を捉えていましたが、読み進めるにつれ浮かび上がってきた彼女の本質は我々と同じ人間。
ただ彼女にとって、持て余した感情や思いから解放される術が殺人しかなかったのですよね。それがどれだけ辛かったことか。

最終的には当人たちなりの幸せを見つけ、落ち着くところに落ち着いた形にはなったのですが、ただ本当にそれでよいのかどうかは分かりません。
そこに至るまでの過程で多くの犠牲があったことはどうしようもない事実ですし…。
スッキリしたようでどこかモヤモヤの残る読後感でした。

 

 

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